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コーヒーは世界中で古くから愛されている飲料の1つです。コーヒーには1000種類以上の成分が含まれているといわれていますが、主な成分は紅茶と同じくカフェインとタンニンです。タンニンは渋みの成分でポリフェノールの仲間です。コーヒーの食べ合わせについて、ぜひとも知っておきましょう。
コーヒーとはコーヒーノキの種子(コーヒー豆)を焙煎し、挽いた粉末からお湯や水で成分を抽出したものであり、世界中で愛されている飲み物の一つです。現在のような飲み方が始まったのは13世紀以降と言われており、日本には18世紀末に伝わったとされています。
コーヒー豆の品種は200種類以上が知られており、ブラジルなどの中南米や、インドネシアなどの東南アジア、エチオピアやケニアなどのアフリカなど、熱帯地域で生産されています。
コーヒーの焙煎方法や、淹れ方、飲み方は非常に多様な方法があり、それぞれ違った風味を楽しむことができます。
コーヒーには1000種類以上の成分が含まれているといわれていますが、主な成分は紅茶と同じくカフェインとタンニンです。タンニンは渋みの成分でポリフェノールの仲間です。
ポリフェノールは強い抗酸化力を持っており、老化やガンの原因になる活性酸素を無毒化し血管や細胞の老化を抑えるほか、過酸化脂質の生成を抑え動脈硬化など生活習慣病の予防に効果があります。
カフェインといえば目を覚ますというイメージがあると思いますが、それは中枢神経の刺激によるもので、ほかにも疲労を回復したり、胃液の分泌を促進したり、利尿作用を高めたりします。
また、体脂肪の燃焼を助けたりする働きもあるのでダイエットにもオススメです。ただし空腹時に飲むと胃腸への負担があるので、食後や何か食べた後に飲むようにするとよいでしょう。
コーヒーは煎り方でカフェインの量が変わってきます。浅く煎った方がカフェインの量が多く、酸味が強くなります。
以下の表では、コーヒー(浸出法10g/熱湯150mL)100gあたりに含まれているエネルギー量や、主要なビタミン・ミネラルなどの含有量を示しています。単品からの栄養摂取に偏ることなく、さまざまな食材を上手に食べ合わせて、バランスよく栄養を摂取しましょう。
エネルギー | 4.1kcal |
炭水化物 | 0.7 g |
タンパク質 | 0.2 g |
ビタミンB2 | 0.01 mg |
ビタミンB3 | 0.8 mg |
ナトリウム | 1 mg |
カリウム | 65 mg |
カルシウム | 2 mg |
マグネシウム | 6 mg |
リン | 7 mg |
カフェイン | 0.25 g |
一緒に食べるとよい食材 | 期待できる効果 |
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イチゴ キウイフルーツ パパイヤ |
疲労回復、 整腸作用 |
ブドウ 柿 栗 鶏卵 |
ガン予防、 老化防止 |
スイカ うり バナナ |
利尿作用、 腎臓病の予防 |
ショウガ 唐辛子 ワサビ ミント |
目覚めをよくする、 血行促進 |
出典1:厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2020年版)|脂溶性ビタミン 出典2:厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2020年版)|水溶性ビタミン 出典3:厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2020年版)|ミネラル(多量ミネラル) 出典4:厚生労働省|令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要 出典5:文部科学省|日本食品標準成分表2020年版(八訂)|コーヒー/浸出液 |