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紅茶は世界中で愛されている飲料の1つであり、茶葉を原料としています。紅茶はお茶の葉を完全に発酵させたもので、半分発酵させたのは烏龍茶です。紅茶にはコーヒーと同じようにカフェインとタンニンが含まれており、含有量は意外にもコーヒーよりも多いです。紅茶の食べ合わせについて、ぜひとも知っておきましょう。
紅茶は茶葉を発酵してから乾燥させたものであり、それをポットに入れて熱湯を注ぎ、茶葉の成分を抽出した褐色の飲み物です。世界中で愛されており、さまざまな作法や楽しみ方があります。
伝統的には緑茶に使われるチャノキの葉から製造されていましたが、紅茶に適した茶葉が発見されてからは、インドやスリランカで盛んに栽培されるようになりました。
紅茶は紅茶特有の風味を楽しむ飲み物であり、好みによってミルクやレモンなどを入れて飲みます。
紅茶はお茶の葉を完全に発酵させたもので、半分発酵させたのは烏龍茶です。紅茶にはコーヒーと同じようにカフェインとタンニンが含まれており、含有量は意外にもコーヒーよりも多いです。紅茶のタンニンはテアフラビンというカテキンで、強い抗菌作用があります。
カテキンはポリフェノールの仲間であり、その強い抗酸化作用により、老化やガンの原因になる活性酸素の毒性を無害化します。ほかにもポリフェノールには血栓を予防したり、血行をよくしたり、風邪やインフルエンザなどの感染症に対する抵抗力をつうける働きがあります。
カフェインといえば目を覚ますというイメージがあると思いますが、それは中枢神経の刺激によるもので、ほかにも疲労を回復したり、胃液の分泌を促進したり、利尿作用を高めたりします。
また、体脂肪の燃焼を助けたりする働きもあるのでダイエットにもオススメです。ただし空腹時に飲むと胃腸への負担があるので、食後や何か食べた後に飲むようにするとよいでしょう。
以下の表では、紅茶(浸出法5g/熱湯360mL)100gあたりに含まれているエネルギー量や、主要なビタミン・ミネラルなどの含有量を示しています。単品からの栄養摂取に偏ることなく、さまざまな食材を上手に食べ合わせて、バランスよく栄養を摂取しましょう。
エネルギー | 0.96kcal |
炭水化物 | 0.1 g |
タンパク質 | 0.1 g |
ビタミンB2 | 0.01 mg |
ビタミンB3 | 0.1 mg |
ビタミンB6 | 0.01 mg |
葉酸 | 3 μg |
ビタミンK | 6 μg |
ナトリウム | 1 mg |
カリウム | 8 mg |
カルシウム | 1 mg |
マグネシウム | 1 mg |
リン | 2 mg |
銅 | 0.01 mg |
カフェイン | 0.10 g |
一緒に食べるとよい食材 | 期待できる効果 |
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アスパラガス オクラ マッシュルーム |
高血圧、動脈効果の予防 |
ごぼう 栗 レンコン |
ガン予防、老化防止 |
グレープフルーツ レモン みかん |
ダイエット効果 |
イチゴ メロン キウイフルーツ |
疲労回復、美肌効果 |
出典1:厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2020年版)|脂溶性ビタミン 出典2:厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2020年版)|水溶性ビタミン 出典3:厚生労働省|日本人の食事摂取基準(2020年版)|ミネラル(多量ミネラル) 出典4:厚生労働省|令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要 出典5:文部科学省|日本食品標準成分表2020年版(八訂)|紅茶/浸出液 |